ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル小幅高、トランプ氏の「相互関税」に注目

2025年03月22日(土)06時33分

ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロでやや上昇した。このところ上昇していたユーロに対する利益確定の動きが出たことが背景。市場ではトランプ米大統領が4月2日に導入すると表明している「相互関税」への警戒感が広がっている。 (2025年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロでやや上昇した。このところ上昇していたユーロに対する利益確定の動きが出たことが背景。市場ではトランプ米大統領が4月2日に導入すると表明している「相互関税」への警戒感が広がっている。

ユーロ圏ではドイツ連邦参議院(上院)がこの日、財政規律を緩和する憲法改正案を承認したものの、利益確定の動きが出たことで、ユーロは軟調。

コンベラのリード外為マクロストラテジスト、ジョージ・ベッシー氏は「ユーロは対ドルで大きく上昇してきた」とし、「トランプ大統領が導入を表明している相互関税の期限を4月2日に控え、一部で利益確定の動きが見られた」と述べた。

終盤の取引でユーロ/ドルは0.3%安の1.08223ドル。週間ベースでは2月28日以来、初めて下落した。

ドルはこのところ、トランプ政権の通商政策への懸念で圧迫されていたが、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がない姿勢を示したことで、今週は安心感が広がった。

今週は主要中央銀行の政策決定会合が相次ぎ、FRBが18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いたほか、日銀とイングランド銀行(英中銀)も政策据え置きを決定した。

キャピタル・エコノミクスの副チーフ市場エコノミスト、ジョナス・ゴルターマン氏は「トランプ政権の動きを正確に予知することは不可能だが、関税率が大幅に引き上げられ、これによりドルが上昇するというのが基本シナリオだ」としている。

終盤の取引でドル/円は0.3%高の149.21円。

英ポンド/ドルは0.3%安の1.293ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1%安の8万3973ドル。

ドル/円 NY終値 149.31/149.32

始値 149.18

高値 149.37

安値 148.61

ユーロ/ドル NY終値 1.0814/1.0816

始値 1.0837

高値 1.0861

安値 1.0798

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、ウイスキー輸入関税を5%に引き下げ 英国に追

ワールド

香港GDP、第4四半期は前年比+3.8% 25年通

ワールド

パナマ最高裁、香港企業の港湾契約に無効判断 売却計

ビジネス

中国の25年歳入が5年ぶり減少、不動産不況と内需低
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 6
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 7
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 10
    配達ライダーを飲み込んだ深さ20メートルの穴 日本…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 8
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 9
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中