ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が好調

2025年01月18日(土)07時26分

米国株式市場は反発して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。市場ではトランプ新政権の一連の政策に備える中、経済の健全性と金利動向に対する楽観的な見通しが広がった。

S&P総合500種とダウ工業株30種が昨年11月初旬以来、最大の週間上昇率を記録したほか、ハイテク銘柄中心のナスダック総合も12月初旬以来の最高値を付けた。

今週から発表が本格化した金融大手決算が好調なスタートを切ったことも今週の株価上昇の後押しとなった。S&P500銀行株指数は週ベースで7.41%高となった。

S&Pの主要11セクターのうち9セクターが上昇。S&P一般消費財が1.7%高と上げをけん引した一方、ヘルスケアと不動産は下げた。 

個別銘柄では、エヌビディアが3.1%高。インテルは9.25%高。ブロードコムも3.5%上昇した。バークレイズが目標株価を引き上げたことが材料視された。これを受け、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.84%高となった。

米半導体メーカー、コルボは14.43%高。アクティビスト(物言う株主)として知られるスターボード・バリューが同社株7.7%取得し、改革を推進する計画との報道を受けた。

一方、傘下にSNS(交流サイト)フェイスブックを持つメタ・プラットフォームズは0.24%の小幅高。米連邦最高裁が、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国内での利用禁止につながる新法を支持する判断を示したことが材料視された。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.16対1の比率で上回った。ナスダックでも1.73対1で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。

米取引所の合算出来高は145億7000万株。直近20営業日の平均は156億5000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 43487.83 +334.70 +0.78 43312.55 43653.25 43312.5

5

前営業日終値 43153.13

ナスダック総合 19630.20 +291.91 +1.51 19655.55 19709.64 19543.3

2

前営業日終値 19338.29

S&P総合500種 5996.66 +59.32 +1.00 5995.40 6014.96 5978.44

前営業日終値 5937.34

ダウ輸送株20種 16431.26 -169.75 -1.02

ダウ公共株15種 1012.54 +1.53 +0.15

フィラデルフィア半導体 5309.74 +146.78 +2.84

VIX指数 15.97 -0.63 -3.80

S&P一般消費財 1880.80 +31.65 +1.71

S&P素材 556.14 +3.86 +0.70

S&P工業 1166.14 +6.52 +0.56

S&P主要消費財 845.02 +7.13 +0.85

S&P金融 835.19 +6.84 +0.83

S&P不動産 258.18 -0.11 -0.04

S&Pエネルギー 714.95 +5.63 +0.79

S&Pヘルスケア 1634.14 -11.09 -0.67

S&P通信サービス 348.66 +3.78 +1.10

S&P情報技術 4601.21 +74.88 +1.65

S&P公益事業 400.76 +0.39 +0.10

NYSE出来高 12.16億株

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EUがウクライナ産の小麦と砂糖に輸入枠、最大で80

ワールド

サウジ、ガザ恒久停戦を優先と外相 イスラエルとの関

ワールド

関税に関する書簡、米東部時間7日正午から送付開始=

ビジネス

エールフランスKLM、スカンジナビア航空への出資率
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」だった...異臭の正体にネット衝撃
  • 3
    アリ駆除用の「毒餌」に、アリが意外な方法で「反抗」...意図的? 現場写真が「賢い」と話題に
  • 4
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 5
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 6
    コンプレックスだった「鼻」の整形手術を受けた女性…
  • 7
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 8
    「シベリアのイエス」に懲役12年の刑...辺境地帯で集…
  • 9
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 10
    ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知…
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 4
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 5
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 6
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 7
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 10
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中