ニュース速報
ビジネス

英労働党、「バンキングハブ」の大幅増を約束 銀行支店閉鎖受け

2024年06月18日(火)11時59分

 6月17日、英野党・労働党は、来月の総選挙で政権を獲得すれば規制当局に新たな権限を付与し、街頭の「バンキングハブ」の数を大幅に増やすと表明した。写真は英ロンドンの金融街で3月撮影(2024 ロイター/Yann Tessier)

Huw Jones

[ロンドン 17日 ロイター] - 英野党・労働党は17日、来月の総選挙で政権を獲得すれば規制当局に新たな権限を付与し、街頭の「バンキングハブ」の数を大幅に増やすと表明した。

オンラインでの銀行利用が拡大する中、銀行支店の閉鎖により、地方を中心に一部の人々にとって現金の入手が困難になっていることを議員らは懸念している。

バンキングハブは英全土のコミュニティーに設置され、郵便局が主要市中銀行9行と提携して運営。そこでは現金引き出しや各種取引だけでなく、対面でサービスを受けることも可能だ。

労働党は、2015年以来6000支店が閉鎖されたものの、HSBC、ロイズ、ナットウエスト、バークレイズを含む銀行との自主的な取り決めの下、これまでに50のバンキングハブが開設されたに過ぎないと指摘した。

同党が勝利すれば財務相に就任するレイチェル・リーブス氏は、国内最大のATM(現金自動預け払い機)ネットワークであるLINKが今後5年間で350のハブを開設するのを支援するため、金融行動監視機構(FCA)に新たな権限を与えると述べた。

同党はまた、地域社会がハブを設置する資格を得るのをより簡単にするとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ENEOSHD、26年3月期予想を下方修正 原油安

ビジネス

アシックス、通期予想を上方修正 オニツカタイガー好

ワールド

米国で感謝祭休暇期間のバス・鉄道利用急増、航空便の

ワールド

英国、公共サービスのサイバー攻撃対策を強化へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 10
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中