ニュース速報
ビジネス

米耐久財受注、4月は0.7%増 設備投資の回復示唆

2024年05月25日(土)02時31分

米商務省が24日発表した4月の耐久財受注は前月比0.7%増だった。2009年12月撮影(2024年 ロイター/Lucas Jackson/Files)

Lucia Mutikani

[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した4月の耐久財受注は前月比0.7%増だった。市場予想の0.8%減に反して増加し、第2・四半期序盤に企業の設備投資が回復したことを示唆した。3月は0.8%増だった。

民間設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.3%増。3月は0.1%減だった。ロイターがまとめた市場予想は0.1%増だった。

コア資本財受注の前年同月比は1.2%急増した。コア資本財の出荷は前月比0.4%増。3月は0.3%減だった。

非国防資本財の受注は1.5%減。3月は1.3%増だった。一方、出荷は2.4%急増。3月は1.5%減だった。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「借り入れコストの上昇と融資基準の厳格化にもかかわらず、米国の設備投資は第2・四半期に回復する可能性がある」と言及。「ただ、製造業部門は全体として、金利の低下やドルの下落、世界経済の回復が見られるまで軟調な基調が今後も続くと予想される」と述べた。

輸送機器の受注は1.2%増加し、耐久財の受注増を押し上げた。自動車および部品の受注は1.5%増。3月は2.8%増だった。

民間航空機の受注は8.0%減少した。3月は7.7%増だった。ボーイングのウェブサイトによると、4月の航空機受注は7件。3月の113件から大幅に減少した。

コンピューター・電子製品の受注は0.6%増加、電気機器・家電製品・同部品の受注は0.9%急増した。機械、加工金属および一次金属の受注も増加した。

耐久財の出荷は1.2%増加。3月は0.1%増だった。耐久財在庫は0.1%増。受注残は0.2%増加した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ自動車対米輸出、4・5両月とも減少 トランプ

ワールド

米農場の移民労働者、トランプ氏が滞在容認 雇用主が

ワールド

ロシア海軍副司令官が死亡、クルスク州でウクライナの

ワールド

インドネシア中銀、追加利下げ実施へ 景気支援=総裁
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 4
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 5
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 6
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索…
  • 7
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 8
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 9
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 10
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギ…
  • 5
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 6
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 10
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 7
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 10
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中