スイスUBS、20億ドルの新たな自社株買い発表 年内に半分完了へ
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4月2日、スイスの金融大手UBSは、20億ドルを上限とする新たな自社株買いを開始すると発表した。このうち最大で半分は年内に完了するという。写真はチューリヒで2023年8月撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリッヒ 2日 ロイター] - スイスの金融大手UBSは2日、20億ドルを上限とする新たな自社株買いを開始すると発表した。このうち最大で半分は年内に完了するという。
同社は2月に決算とともに10億ドルの自社株買いを発表している。
新たな自社株買いは3日に開始する。
2022年に実施した前回の自社株買いでは、2億9850万株(自社株の8.6%)を52億ドルで買い戻した。
買い戻された株式の大半は、当初の目的通り消却されるのではなく、昨年のクレディ・スイス買収に使用された。
UBSは発表文で「以前に伝えた通り、24年には合併完了が見込まれる第2・四半期末以降に最大10億ドルの自社株買いを実施する」と表明。
自社株買いの規模が26年までにクレディ・スイス買収前の水準を上回ることが目標だと説明した。
新たなプログラムが全額行使された場合、買い戻し株数は約6410万株となり、UBSの株式資本の約1.85%に相当する。