[ウィーン 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は20日、積極的な追加利上げを支持する姿勢をトーンダウンさせた。

同総裁は6日、独経済紙ハンデルスブラットに対し、インフレが頑強なため、ECBは今後4回の会合でそれぞれ0.5%ポイントずつ金利を引き上げるべきだと述べていた。

ECBはその後、16日の理事会で0.5%ポイントの大幅利上げを決定した。

ホルツマン氏はオーストリアのORFテレビとのインタビューで、最近の銀行セクターの混乱を踏まえても、0.5%ポイントずつの利上げを支持するかと聞かれ、「排除はしないが、必ずそうなるとも言えない」と述べた。

ハンデルスブラットとのインタビュー以降、金融システムの流動性が低下していると指摘し、新たな銀行危機への懸念から銀行株が最近下落したことに言及した。

「われわれが懸念しているのはインフレとの戦いだ」とし、流動性の逼迫によりデフレやインフレ率の低下が始まったのであれば、ECBは金利を引き上げる必要がなくなるか、より緩やかに引き上げることが可能だろうと語った。

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