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中国と香港「スワップコネクト」開始へ、半年後にまず金利から
7月4日、中国と香港の金融規制当局は、デリバティブ(金融派生商品)市場促進に向け、まずは金利スワップ取引への相互アクセスを可能にする「互換通(スワップコネクト)」を6カ月後に開始すると発表した。写真は香港で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港 4日 ロイター] - 中国と香港の金融規制当局は4日、デリバティブ(金融派生商品)市場促進に向け、まずは金利スワップ取引への相互アクセスを可能にする「互換通(スワップコネクト)」を6カ月後に開始すると発表した。
上場投資信託(ETF)相互取引「ETFコネクト」開始と同じ日に発表されたスワップコネクトについて、香港取引所(HKEX)のニコラス・アグジン最高経営責任者(CEO)は「中国本土と国際市場のつながりを深めるもう一つの大きな節目だ。株式相互取引(ストックコネクト)と債券版のボンドコネクトが株式と債券市場のDNAを変えたように、スワップコネクトは銀行間デリバティブ市場も同様に変えるだろう」と述べた。
中国と香港の当局は共同声明で、まずは「北行き」取引が開始され、海外投資家が中国の銀行間金融デリバティブ市場に参加できるようになると説明。本土の投資家が香港の金融デリバティブ市場にアクセスできるようになる「南行き」取引は今後検討されるという。
当初は金利スワップが対象となり、市場の状況に応じて他の商品も追加される予定だ。