ニュース速報

ビジネス

米中古住宅販売、3月は7カ月ぶり低水準 在庫不足で価格上昇

2021年04月23日(金)01時43分

全米リアルター協会(NAR)が22日に発表した3月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.7%減の601万戸と、2020年8月以来の低水準となった。写真は2020年2月撮影(2021年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 22日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が22日に発表した3月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.7%減の601万戸と、2020年8月以来の低水準となった。在庫が著しく不足し、価格が押し上げられたことで、初回購入者の購入が難しくなっている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は619万戸だった。減少は2カ月連続。4地域全てで減少した。2月は住宅購入契約の成立件数と住宅ローン申請件数が大きく減少していた。

3月は前年同月比では12.3%増加した。

販売価格中央値は32万9100ドルと、前年同月から17.2%上昇。価格と上昇率がともに過去最高を記録した。ただエコノミストは、住宅価格は投機ではなく需給のミスマッチを反映して上昇していると指摘。不動産バブルが発生しつつあるとの見方は示していない。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「供給が増えなければ、住宅所有者はかなりの恩恵を享受する一方、賃借人は住宅を購入しづらくなり、社会的な貧富の差が拡大するだろう」と述べた。

住宅在庫は107万戸。前月比では3.9%増加したが、前年同月比では28.2%減少した。

3月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は2.1カ月。前月は3.3カ月だった。健全な需給バランスには6─7カ月が適切とされている。

初回住宅購入者の割合は32%。前月は31%、昨年3月は34%だった。

*情報を追加します

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

「トランプ氏は権力維持を模索」スミス元特別検察官が

ビジネス

25・26年度GDP見通しを上方修正、27年度は引

ワールド

中国の対アフリカ融資、24年はピークの1割弱 対象

ビジネス

日銀、政策金利を0.75%程度で維持 賛成多数で決
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている「とてつもなく巨大な」生物...その正体は?
  • 4
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 5
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    ノーベル賞に選ばれなかったからグリーンランドを奪…
  • 9
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 10
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中