ニュース速報

ビジネス

ロンドン金融街の繁栄を確信、幹部「EU市場のアクセス無関係」

2021年01月28日(木)01時20分

1月27日、英ロンドンの金融街「シティー・オブ・ロンドン(シティー)」の幹部は英国の欧州連合(EU)離脱の影響について、一部の金融ビジネスは失われたが致命的ではなく、EUがアクセスを遮断しようとしてもロンドンは世界の主要な金融ハブであり続けると自信を示した。写真はシティーの行政責任者キャサリン・マクギネス氏。ロンドンで2018年1月撮影(2021年 ロイター/Hannah McKay)

[27日 ロイター] - 英ロンドンの金融街「シティー・オブ・ロンドン(シティー)」の幹部は英国の欧州連合(EU)離脱の影響について、一部の金融ビジネスは失われたが致命的ではなく、EUがアクセスを遮断しようとしてもロンドンは世界の主要な金融ハブであり続けると自信を示した。

シティーの行政責任者キャサリン・マクギネス氏はロイターに「ビジネスを失うのは残念だが、壊滅的なものでは全くない」と指摘。「ロンドンの基本的な力強さには非常に自信があり、別の場所でビジネスを補う。何が起きてもロンドンは繁栄を続ける」と語った。

また、ロンドンほどの規模の国際金融ハブがルールを「受け入れる側」に回ることはないと述べた。

マクギネス氏によると、英国からEUへ移った雇用はおよそ7500人。投資コンサルタントのオリバー・ワイマンは2016年の時点で6万5000─7万5000人の雇用喪失を予想していたという。

マクギネス氏は債券、デリバティブ、資本市場の一部はロンドンから移ったが、資本市場としての深さでは同じタイムゾーンでロンドンに並ぶところはないとし、「われわれは国際基準から逸脱するつもりはない。大がかりな規制緩和も全く期待していない」と語った。

今後については、ジョンソン政権がグリーンファイナンスやフィンテック、ESG(環境・社会・ガバナンス)など新しい形による資本創出を後押ししながら、未来のシティーを見据えていってほしいと要望。「私の予想では、ロンドンが世界のFXの中心地であり続けると思う」とした。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ国営石油、対米販売交渉は進展 「国際価格

ビジネス

11月実質賃金2.8%減、マイナス幅拡大 ボーナス

ワールド

対ロ制裁法案にトランプ氏がゴーサイン、来週にも採決

ビジネス

アンソロピック、最新調達ラウンド評価額は3500億
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 5
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中