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フォード、タカタ製エアバッグ搭載の300万台リコール 費用6億ドル
1月21日、米自動車大手フォード・モーターは、破裂の危険性があるタカタ製エアバッグを搭載した車両300万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。写真はフランクフルトで2019年9月撮影(2021年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ワシントン 21日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは21日、破裂の危険性があるタカタ製エアバッグを搭載した車両300万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。このうち270万台が米国でのリコール。
リコール費用の6億1000万ドルは第4・四半期決算で計上する。
対象となるのは2006─12年モデルの「レンジャー」「フュージョン」「エッジ」「リンカーン・ゼファー/MKZ」「マーキュリー ミラン」「リンカーンMKX」。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は19日、同社とマツダに対し、タカタ製エアバッグの問題を巡り、リコールを要求。両社ともにリコール免除を申請していたが、却下された。
このエアバッグは、特に長期間湿度の高い状態に置かれるとインフレーター(膨張装置)が破裂し、金属片が散らばって、乗員を殺傷させる恐れがあるとされる。これまでに主要自動車メーカー19社が搭載したおよそ1億個のインフレーターがリコール対象となっている。