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アント、香港IPOブックビルディング短縮 需要堅調で=関係筋
中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは、香港市場への新規株式公開(IPO)で約172億ドル調達するためのブックビルディングについて、堅調な需要を理由に1日早く終了する。関係者が明らかにした。写真はアントのロゴ。中国浙江省で26日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[香港 27日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ
関係筋によると、当初は29日までブックビルディングを予定していたが、28日午後5時に終了する。26日のブックビルディング開始後1時間で想定以上の応募があったという。
アントはコメントを控えている。
アント、香港と上海市場でそれぞれ約172億ドル調達する計画で、調達額は最大344億ドルに達する見通し。
香港に上場する株式の2.5%に当たる4176万株を旺盛な需要が予想される個人投資家向けに販売する。
香港市場は「クローバック」制度を採用しており、小口投資家から大量の応募があった場合には、小口投資家はより多くの株式を取得することができる。
目論見書によると、当初の個人投資家向けの割り当てに対し応募倍率が20倍を超えた場合、販売株式数を1億6710万株(全体の10%)に増やす。
個人投資家は30日までに購入の申し込みを最終決定し、支払いを行う必要がある。
*内容を追加しました。