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英HSBC、上期は税引き前利益が65%減少 引当金積み増しで

2020年08月03日(月)16時39分

8月3日、英金融大手HSBCホールディングスが発表した上期決算は、税引き前利益が前年同期比65%減と市場予想以上の落ち込みとなった。写真はHSBCのロゴ。ニューヨークで2019年8月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン/香港 3日 ロイター] - 英金融大手HSBCホールディングスが3日発表した上期決算は、税引き前利益が前年同期比65%減と市場予想以上の落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受け、不良債権引当金を大幅に積み増した。

税引き前利益は43億2000万ドルで、前年同期の124億1000万ドルから減少、同行がまとめたアナリストの予想平均(56億7000万ドル)を下回った。

不良債権引当金は69億ドルと前年同期の10億ドルから急増した。第1・四半期には30億ドルを計上していた。

減損額には主に欧州で保有するソフトウエアの評価損12億ドルが含まれる。

HSBCは2020年の不良債権引当金について、80億─130億ドルになる可能性があるとの見通しを示した。世界経済見通しの悪化や第2・四半期の損失が予想よりも大幅だったことを反映し、4月時点の予想を修正した。従来予想は70億ー110億ドルだった。

イーウェン・スティーブンソン最高財務責任者(CFO)はロイターに「世界経済の見通しが非常に大きく変わった。例のV字型の落ち込みが非常に激しく、引当金を大幅に積み増した」と述べた。

特に英国事業は不良債権引当金が15億ドルと、打撃が大きかったという。

香港上場のHSBC株<0005.HK>は一時4.7%下落した。

中核的自己資本比率も低下する見込みだと警告した。

上期の収入は9%減少した。トレーディング部門の収入は増加したものの、世界的な金利低下や投資銀行・保険部門の資産価値低下の影響が響いた。

同行のノエル・クイン最高経営責任者(CEO)は、発表文書で「不透明感が非常に強い現在の状況を踏まえ、事業計画と中期業績目標への影響を引き続き注視しながら、今後の配当方針の見直しを行っている」とした。

*内容を追加しました。

ロイター
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