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メキシコの自動車産業、相次いで操業再開

2020年05月27日(水)13時36分

メキシコで自動車メーカーが相次いで操業を再開している。フィアット・クライスラーは26日、中部トルカの2つの施設で業務を再開。1月9日、ベルギーのブリュッセル自動車ショーで撮影(2020年 ロイター/Francois Lenoir)

[メキシコ市 26日 ロイター] - メキシコで自動車メーカーが相次いで操業を再開している。フィアット・クライスラーは26日、中部トルカの2つの施設で業務を再開。北部サルティヨでも前日、段階的に操業を再開した。

BMWも、中部サンルイスポトシで27日から操業を再開する方針を示した。

フォードは、メキシコのエルモシヨ工場について、28日をめどに段階的に操業を再開する方針を示した。従業員向けの書簡をロイターが入手した。同社のコメントは取れていない。

メキシコ政府は今月半ば、政府の衛生基準を満たした自動車メーカーに操業再開を認める方針を示した。[nL4N2D104X]

ただ一部の州知事は、新型コロナの感染が拡大していることを受けて、操業再開に慎重な姿勢を示している。

フィアット・クライスラーの広報は「それぞれの工場で業務を再開した従業員は全体の40%のみだ。政府の指示に従った秩序ある安全な業務再開だ」と述べた。

ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、北部ラモス・アリスペと中部シラオの工場で操業を再開している。

トヨタ自動車<7203.T>、日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T>もメキシコでの操業を段階的に再開する。[nL4N2D72JL]

フォルクスワーゲン(VW)とアウディはプエブラ州の工場について政府の認可を待っている状態だ。

*内容を追加しました。

ロイター
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