ニュース速報

ビジネス

英経済、10月は7年ぶり低成長 ブレグジット不安が圧迫

2019年12月10日(火)23時07分

 12月10日、英国立統計局が発表した10月の国内総生産(GDP)は前年比0.7%増と約7年ぶりの鈍い伸びとなった。写真は英ハダースフィールドにある繊維工場(2019年 ロイター/Andrew Yates)

[ロンドン 10日 ロイター] - 英国立統計局が発表した10月の国内総生産(GDP)は前年比0.7%増と約7年ぶりの鈍い伸びとなった。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)期限が近づくなか、製造業や建設業が不振だった。

前月比では変わらずで、エコノミスト予想中央値(0.1%増)を下回った。

7─9月はプラス成長で、離脱前のリセッションは回避した。しかし、その後は再び減速感がでている。12月12日の総選挙結果が不透明なことも企業心理に影響したとみられる。

10月の鉱工業生産は前月比0.1%減、サービス部門の生産は前月比0.2%増で6月以降で最も鈍い伸びとなった。

10月の貿易収支は約145億ポンドの赤字。赤字幅は前月(115億ポンド)から拡大し、エコノミスト予想(116億5000万ポンド)も上回った。

統計局は、離脱期日(当時は10月末、その後来年1月末に延期)を控えて輸出入とも増加したが、最初の離脱期日前ほどではなかったと説明した。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

無人機のポーランド領空侵犯、国連安保理が緊急会合開

ワールド

メキシコ、対中自動車関税を50%に引き上げへ 従来

ワールド

小林元経済安保相、自民総裁選への出馬表明 消費減税

ワールド

ネパール軍とデモ隊、暫定首相人事巡り協議再開 一部
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題」』に書かれている実態
  • 3
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、6000万ドルのプライベートジェット披露で「環境破壊」と批判殺到
  • 4
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 5
    毎朝10回スクワットで恋も人生も変わる――和田秀樹流…
  • 6
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 7
    カップルに背後から突進...巨大動物「まさかの不意打…
  • 8
    謎のロシア短波ラジオが暗号放送、「終末装置」との…
  • 9
    村上春樹が40年かけて仕上げた最新作『街とその不確…
  • 10
    富裕層のトランプ離れが加速──関税政策で支持率が最…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 4
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 5
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 6
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 7
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 8
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    エコー写真を見て「医師は困惑していた」...中絶を拒…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中