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ソフトバンクの出資、10%超えない見込み=スイス再保険

2018年04月04日(水)22時04分

 4月4日、スイス再保険は、投資家向け説明会で、ソフトバンクグループ<9984.T>による株式取得について、10%を超えないとの見方を示した。交渉は継続中で「初期段階」にあると明らかにした。写真は都内で2016年6月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[フランクフルト 4日 ロイター] - スイス再保険は4日、投資家向け説明会で、ソフトバンクグループ<9984.T>による株式取得について、10%を超えないとの見方を示した。交渉は継続中で「初期段階」にあると明らかにした。

また、同社による出資を巡り、新たな株式発行は検討していないことを改めて表明した。

スイス再保険によれば、両社は戦略的な提携も模索しているが、出資や提携について合意のめどは立っておらず、条件や時期なども決まっていないとした。

予想以下となる出資規模や交渉は初期段階としたことを市場は失望、株価は下落した。

スイス再保険の最高経営責任者(CEO)は、ソフトバンクの中国との関係、技術力、8億人の顧客ベースを挙げて、出資受け入れに前向きな姿勢を示した。

CEOは、ソフトバンクはアジアの高成長市場に大きく関与しており「世界でも指折りのハイテク投資企業だ」と述べた。

アナリストによると、ソフトバンクにとってスイス再保険の調査能力や割安な株価水準、キャッシュ創出力が魅力的に映っている可能性があるという。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は関係筋の話として、ソフトバンクは米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズや米共用オフィス運営会社ウィワークなど出資会社のユーザーに対し、スイス再保険の保険商品の直接販売を計画していると報じている。

*内容とカテゴリーを追加して再送します。

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