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バフェット氏の株主宛て手紙、今年は米経済楽観論見直しも

2018年02月23日(金)17時45分

 2月22日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(写真)は、自身が率いるバークシャー・ハサウェイの株主向けに毎年恒例の手紙を24日送る。米ネブラスカ州で昨年5月撮影(2018年 ロイター/Rick Wilking)

[22日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は24日、自身が率いるバークシャー・ハサウェイの株主向けに毎年恒例の手紙を送る。今年は、長年表明してきた米国経済への楽観論が見直されるかもしれない。

バフェット氏は昨年の手紙で、米国の「経済的なダイナミズム」と240年の歴史に残る「奇跡」を起こしたことを称賛。2016年は、新しく生まれてくる米国の子供たちを「歴史上最も幸運」と述べ、豊かな社会であると強調していた。

ただバークシャー株主のスミード・キャピタル・マネジメントのビル・スミード最高経営責任者(CEO)は「(今年は)われわれが金融面で浮かれ気分に浸っている点に言及する度胸がバフェット氏にあるだろうか」と話した。

またバフェット氏は今回の株主への手紙で、バークシャーが医療費削減のためにアマゾン・ドット・コムやJPモルガン・チェースと共同で進めている新企業設立の取り組みが取り上げられる可能性がある。

バークシャーは24日に昨年の業績も発表する予定。同社の成長動向を示す重要な指標とされる簿価は大きく上昇する見通しだ。

ロイター
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