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ECB、先手打って行動 包括的緩和は正しい決定=スロバキア中銀総裁
2019年09月25日(水)01時09分
[ブラティスラバ 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は24日、ECBが先の理事会で決定した包括的な緩和策について、成長が鈍化していることを踏まえると正しい決定だったと述べた。
カジミール総裁は「対応が必要との明らかなコンセンサスがあり、対応は複数の措置を組み合わせたものになるとのことでも明らかなコンセンサスがあった」と述べた。
同総裁はECB当局者の間で解が分かれている債券買い入れの再開についても賛同を表明。理事会では弱体化している各種指標への対応にとどめるのか、それとも一段の悪化を食い止めるために予防的な大きな措置をとるのかが討議されたとし、 「理事会は先手を打ち、正しい決定を行った。状況に対応するのか、先手を打って行動するのかが争点となっている」と述べた。
ECBは12日の理事会でマイナス金利の深掘りや量的緩和(QE)の再開など包括的な追加金融緩和策の導入を決定。ユーロ圏成長の下支えや物価の押し上げに向けあらゆる措置を講じる決意を示した。
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