ニュース速報

ボルトン氏解任、米国との協議につながらず=イラン国連大使

2019年09月11日(水)23時48分

[ドバイ 11日 ロイター] - イランのラバンチ国連大使は、トランプ米大統領によるボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の解任でイランと米国の協議が実現することはないとの認識を示した。

昨年にイラン核協議から離脱して以来、米国は原油輸出停止などイランに「最大限の圧力」をかけてきた。

イランもウラン濃縮など一連の措置でこれに対抗している。

トランプ大統領はこれまでイランとの協議に応じる姿勢を示しているが、イランはまず米国が制裁を解除しなければ協議は不可能と述べている。

ボルトン氏は対イラン強硬派として知られていた。

国営イラン通信(IRNA)によると、ラバンチ国連大使は「ボルトン氏の解任で、イランが米国との協議を再考するには至らない」と発言。対イラン制裁が続く間は、米国との協議の余地はないと明言した。

イランのタスニム通信によると、ロウハニ大統領は「米国は主戦論者と距離を置く必要があることを理解すべき」と指摘。「われわれの敵国(米国)がイランに圧力をかけ続ける限り、イランが抵抗する方針は変わらない」と述べた。

米国は同日、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」などへの制裁を新たに発表。ザリフ外相はツイッターへの投稿で、ボルトン氏の解任により「世界が安堵のため息をついている時に(米政府が)イランに対する制裁拡大を発表した」と言及。「戦争への渇望と言える最大圧力は主戦論者の筆頭(ボルトン氏)と共に追放されるべき」とした。

*内容を追加しました

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

南アランド、好調な国内経済背景に今年も堅調推移へ=

ワールド

米上院、対ベネズエラ軍事行動制限審議へ 動議に共和

ビジネス

再送中国12月CPI、3年ぶり高い伸び PPI下落

ワールド

トランプ政権、詐欺対策で司法省に新部門 政府プログ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 9
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 10
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 8
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 9
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 10
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中