ニュース速報

米中閣僚が貿易問題で電話会談、米財務長官は対面協議に期待

2019年07月19日(金)23時56分

[シャンティイ(フランス)/ワシントン 18日 ロイター] - 米国と中国が約1年におよぶ貿易戦争終結を目指す中、ムニューシン米財務長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が18日、中国側の高官らと電話会談を行った。会談に先立ち、ムニューシン氏は今後、対面協議再開につながる可能性もあるとの期待を示していた。

ムニューシン氏は電話会談前、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の開催地である仏シャンティイでのインタビューで、ライトハイザーUSTR代表とともに中国側の高官らと電話協議に臨むことを明らかにし、「現時点で高官級の電話協議を行っており、対面協議を設定することが理にかなっているという意味では今後の実施に期待している」と述べた。この日の電話協議が対面協議につながる「可能性はあるが、結果に関して憶測は控える」と述べていた。

USTRはその後、予定通りに協議が行われたことを確認した。ただ、詳細は明らかにしなかった。

中国外務省も19日、米中が両国の首脳の間で得られた合意を実施に移す方法について協議したと表明。ただ詳細については明らかにしなかった。

また、元駐アイスランド大使を務め、中国外務省下の研究機関、中国国際問題研究院の代表だったSu Ge氏は、正式な議論が今月再開するとの見方を示した。「(両国は)難しい問題に直面しているが、少なくとも実務レベルの交渉の再開では合意したため、期待を持って見守りたい」と述べた。

一方、米政府が18日に公表したデータによると、中国が前週に米国から輸入した穀物ソルガムの量は4月以来の大きさとなった。ソルガムは両国の貿易戦争が勃発した当初から悪影響を受けていた。

米政府が安全保障上の脅威を理由に禁輸措置の対象に指定した中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)について、ムニューシン氏は、米国企業にファーウェイへの販売再開を認めるかどうかは通商協議とは別個の問題だと語った。

ミルケン・インスティチュートの首席エコノミスト、ウィリアム・リー氏は、米中はいずれも重要事項で譲歩する用意は見せておらず、緊張は高まっていると指摘。「不確実性の高まりを受け製造業者は投資に慎重になっており、米経済成長の足かせとなっている」と述べた。また、「中国は自国が尊重されることを望んでいる。中国は面目を保った上で交渉の席に着きたいと考えている」との見方を示した。

*情報を追加します。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め

ワールド

イラン、イスラエルの核施設付近攻撃 初めて長距離ミ

ビジネス

アングル:コーヒー相場に下落予想、「ココア型暴落」

ワールド

アングル:米公共工事から締め出されるマイノリティー
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    メーガン妃、親友称賛の投稿が波紋...チャリティーの場でにじんだ「私的発信」
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中