ニュース速報

三菱UFJ、三毛頭取が社長を兼務 平野社長は会長=4月1日付

2018年12月26日(水)16時19分

[東京 26日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>は26日、傘下の三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取が社長を兼務し、平野信行社長が会長に就く人事を発表した。来年4月1日付。平野社長が在任6年となるため、若返りを図る。国際業務に強い三毛氏の起用により、海外展開に注力する体制を整える。 園潔会長は三菱UFJ銀会長に就任する。亀澤宏規専務が副社長に昇格し、三毛新社長をサポートする体制を整える。平野氏は取締役会議長も務め、経営を監督する立場となる。

三毛氏は昨年、体調不良で退任した小山田隆前頭取の後任として急きょ、頭取に就任。今年度からスタートした中期経営計画の策定で中心的役割を果たした。メガバンクはガバナンス上の観点から、持ち株会社の社長と傘下銀行の頭取を分離するケースが増えているが、三菱UFJは兼務する体制を当面続ける。

平野氏は2012年に三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀)頭取に就任し、13年に頭取と兼務して社長に就いた。強力な統率力と求心力で、米ユニオンバンクと三菱UFJ銀の米州事業の統合や、タイのアユタヤ銀行買収など国際業務の強化と共に、委員会設置会社への移行などのガバナンス改革などを推し進めた。

三毛氏は79年に慶應義塾大学を卒業し、旧三菱銀行に入行。旧UFJ銀行との統合の際にはシステム統合を担当、その後、米州本部長、国際担当の副頭取などを歴任した。海外業務に通じており、アユタヤ銀行買収では交渉を統括した。

(布施太郎※)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

東エレク、通期純利益見通しを上方修正 期初予想には

ワールド

与野党、ガソリン暫定税率の年末廃止で合意=官房長官

ワールド

米台貿易協議に進展、台湾側がAPECでの当局者会談

ビジネス

中国製造業PMI、10月は49.0に低下 7カ月連
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 9
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中