[サンパウロ 8日 ロイター] - ブラジル鉄鋼大手ウジミナス<USIM5.SA>の主要株主である新日鉄住金<5401.T>は、経営が悪化している同社に10億レアル(2億6700万ドル)の資本増強を提案する。事情を直接知る関係者が8日明らかにした。

新日鉄住金は11日に予定されている取締役会でこの提案を行う見通しで、ウジミナスのもう一方の主要株主であるテチント・グループが増資に応じない場合、単独で増資を引き受ける方針。

取締役会メンバーが増資提案を阻止する場合、受託者責任を果たしていないとして提訴する準備があるという。

新日鉄住金は増資の承認が、ウジミナスの主要債権者による債務借り換えや短期の支払い猶予の受け入れにつながることを期待している。

ただ、新日鉄住金とテチントは1年以上にわたり、ウジミナスの経営をめぐって意見が対立しており、2月に行われた前回の取締役会も増資について合意せずに終わっている。

イタリアとアルゼンチンを拠点とする複合企業のテチントはロイターに対し、「限定的な増資」を受け入れると表明。ウジミナスに対し、鉱山部門ミネラソン・ウジミナス(MUSA)のキャッシュの一部を流動性改善に充てるよう求める方針だと明らかにした。

新日鉄住金の広報担当者はコメントの求めに応じていない。

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