[東京 28日 ロイター] - ヤマトホールディングス <9064.T>は28日、2015年4―12月期が増収減益になったと発表した。「クロネコメール便」廃止による影響を新商品で補うには至っていない。ただ、10―12月期だけを取り出せば増収増益となっており、通期見通しは据え置いた。

4―12月期の連結営業収益は前年同期比1.4%増の1兆0842億円、営業利益は同3.8%減の621億円。芝崎健一常務執行役員は会見で「10―12月期は増収増益で、全体としてはもくろみ通り。1―3月期も、この基調は変わらない」とした。

上期に出遅れた「宅急便コンパクト」や「ネコポス」は徐々に取り戻しつつあるという。一方で「クロネコメール便」に代わる「クロネコDM便」は、下げ止まったものの、想定を下回って推移している。

2016年3月期の通期連結業績予想は、営業収益が前年比1.3%増の1兆4150億円、営業利益が同0.1%増の690億円を据え置いた。芝崎常務は「利益は目標に比べて若干弱含みだが、大きく離れた数字ではない」と述べた。今年はうるう年で、2月は宅急便が多い月曜日が1日多くなることもプラスに寄与する。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト14人の営業利益予測の平均値は680億円となっている。

同社は28日、来期のROE(株主資本利益率)をにらみ、300億円・1600万株を上限とする自社株買いと、3月31日に1382万株を消却することを発表した。

(清水律子)

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