ケネディのキャラクターということでは、民主党支持者にとって一つのシンボルとなっているのは、ホワイトハウスに残っている公式肖像画です。ジャクリーヌ夫人が故ケネディを「考える人」というイメージで残したいとして選んだそうですが、アメリカの肖像画には珍しくここでのケネディは腕を組んでうつむいています。その「考える人」というイメージが、国難に際して沈思黙考するリーダーという一種のスタイルになっていたわけです。

ですがバイデン大統領は、おそらく危機に当たっては沈思黙考するのではなく、ブレーンや場合によっては野党政治家も含めて衆知を集めようとするタイプであり、「考えるケネディ」とは正反対ということが言えると思います。

3つ目は、時の流れです。JFKの伝説は、もうすぐ没後60年という現在では、かなり薄くなっています。ケネディ家に連なる政治家も、長く政界で活躍していたJFKの弟エドワードが他界した後はすっかり存在感が薄くなっています。時の大統領を、ケネディのカリスマと比較すること自体が、もう過去のものとなっているのかもしれません。

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