[ニューヨーク 21日 ロイター] - 21日の米国株式市場は、S&P総合500種が終値で最高値を更新した。弱い指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが年内のより遅い時期になるとの見方が強まった。
ダウ工業株30種<.DJI>終値は0.34ドル(0.00%)高の1万8285.74ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は19.05ポイント(0.38%)高の5090.79。
S&P総合500種<.SPX>は4.97ポイント(0.23%)高の2130.82。
この日発表の主要指標は、週間失業保険申請件数が予想外の増加を示した。ただ4週間移動平均は2000年以来の低水準となり、労働市場の改善継続を示した。
4月の中古住宅販売は予想に反して落ち込み、5月のフィラデルフィア連銀業況指数も低下した。
ローゼンブラット・セキュリティーズのマネジングディレクターのゴードン・シャーロップ氏は、米株価指数は最高値更新が相次ぐが、マーケットは冷めていると指摘。「経済が好調で大量の雇用を生み出していると人々がはしゃいでいるといった状態ではない」と話した。
個別銘柄では、顧客管理ソフトのセールスフォース・ドット・コム<CRM.N>が3.92%上昇。前日発表した四半期決算が7四半期ぶりの黒字となったことが好感された。
決算発表シーズンの終わりが近づき、このところ出来高は月初来平均を下回っている。BATSグローバル・マーケッツのデータによると、この日の米取引所の合計出来高は約56億株で、今月の平均である63億株を下回った。
トレーダーからは、最近の商いの低調ぶりは、だれもが相場上昇を確信しているわけではないことを示しているとの指摘も出ている。
パフォーマンス・トラスト・キャピタル・パートナーズのディレクター、ブライアン・バトル氏は「実際に取り引きしている人が非常に少なければ、株価が最高値を付けても意味はない。この点を気に留めておく必要がある」と話した。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1684で下げ1355(比率は1.24対1)、ナスダックは上げ1384で下げ1369(1.01対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 18285.74(+0.34)
前営業日終値 18285.40(‐26.99)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 5090.79(+19.05)
前営業日終値 5071.74(+1.71)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2130.82(+4.97)
前営業日終値 2125.85(‐1.98)