米下院監視委員会の民主党筆頭であるロバート・ガルシア議員は25日、性的虐待などの罪で起訴され、その後死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関連する文書の公開を巡り、未成年だった頃にトランプ大統領から性的虐待を受けたと訴えた女性に対する連邦捜査局(FBI)の事情聴取内容を司法省が「隠ぺい」していると非難した。
同議員は、公開された300万件以上のエプスタイン関連文書から司法省がこの女性の訴えを扱った50ページ以上の資料を非公開にしたという、米公共ラジオ(NPR)と独立系ジャーナリストのロジャー・ソレンバーガー氏による報道を確認したと説明。その後、ニューヨーク・タイムズ(NYT)も同様の記事を掲載した。
ロイターは独自にこれらの報道内容を確認していない。
ホワイトハウスのジャクソン報道官は「(トランプ氏は)エプスタインに関連するいかなる事項についても潔白が証明されている」と述べた。
法執行当局は、エプスタイン問題に関連してトランプ氏に刑事上の不正行為があったとの見解を示していない。
司法省は、残存するエプスタイン関連文書に不適切に非公開としたものがないか見直していると表明し、適切と判断されれば公開すると述べた。同省は以前、公開した資料にはトランプ氏に関する根拠のない訴えや扇情的な主張が含まれていると警告していた。
トランプ氏は1990年代から2000年代にかけてエプスタイン氏と交流があったが、同氏の犯罪については一切知らなかったと否定。同氏が08年に未成年者の売春勧誘で有罪判決を受ける前に交流を断ったと主張している。
ガルシア氏は司法省宛ての書簡で「トランプ大統領が未成年への性的虐待を行ったとする文書を司法省が隠ぺいしている事実は、ホワイトハウスによる隠ぺい工作という私の懸念を一層強めるものだ」と記した。

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