19年には米市場に進出し、クレジットカードに代わる決済方法への注目が高まるなか、急成長している。アメリカの消費者の5人に1人がBNPLを利用し、その半数近くが36歳未満。支払額は昨年の推定1223億ドルから20年代末には1841億ドルに増加する見込みだ。
クラーナを利用するアメリカの加盟店(大手ディスカウントのウォルマートやターゲット、アマゾン、オンライン・チケット販売のチケットマスターなど)は3.29〜5.99%の取引手数料のほか、取引ごとに少額の所定手数料を払う。
BNPLには批判もある。ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ『ハウ・トゥー・ゲット・リッチ』の司会を務めるラミット・セティは1月、本誌のインタビューシリーズ「ニューズメーカーズ」で次のように語った。「BNPLは非常に危険だ。特に若者や有色人種、業界の仕組みを知らない人々はいいカモにされている」
本誌「ニューズメーカーズ」で語るラミット・セティ
クラーナによれば、滞納は顧客の1%未満、31%が早期に返済、90%以上が金利を支払っていないという。カードの未払い残高に課される金利が17〜30%を超えるクレジットカードの滞納率8.5%とは対照的だ。BNPLによる取引はクレジットカードによる支出に比べればごくわずかで、アメリカのクレジットカード債務は約1.2兆ドル、1人当たりの平均債務残高は約6500ドル。一方、クラーナの顧客の平均取引額は約100ドルだという。
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