私はなんといわれようとも、物書きとしてこの風潮に抗する。この連載を始めるにあたり、この意気込みは私の所信表明のようなものだからである。古臭い、アナログだ、ニューノーマルに対応できていない、と石を投げられても良い。世の風潮を疑う事、定説を批判すること、権威に従順ではないことが知性涵養の第一歩である。こういう人間が世の中に一人や二人いなければ民主社会は崩壊し、翼賛体制、すなわち「ニューノーマル」などという横文字に仮託されたある種のファシズムがあっという間にびまんするだろう。

右へ習え、お上が言っているから、みんながそうしているから──。そんな理由では私は他者に絶対に追従したくない。私の人生は私自身が自決する。「ニューノーマル」を受け入れない、或いは受け入れがたい、という人生もまた私が決定するのである。

20200804issue_cover150.jpg
2020年8月4日号(7月28日発売)は「ルポ新宿歌舞伎町 『夜の街』のリアル」特集。コロナでやり玉に挙がるホストクラブは本当に「けしからん」存在なのか――(ルポ執筆:石戸 諭) PLUS 押谷教授独占インタビュー「全国民PCRが感染の制御に役立たない理由」
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます