<新疆ウイグル自治区東部のロプノール核実験場付近では6年前、マグニチュード2.75の揺れが観測されていた>

中国は2020年に核実験を実施し、それをずっと隠してきた──。ディナンノ米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が、突然そんな「告発」を始めたのは2月6日にジュネーブで開かれた国連軍縮会議でのこと。

【動画】ハドソン研究所でのヨー米国務次官補の講演

17日にはヨー米国務次官補(軍備管理・不拡散担当)が、20年6月22日に新疆ウイグル自治区東部のロプノール核実験場付近で発生したマグニチュード2.75の揺れは、「核爆発実験によるものと極めて一致する」と詳細を語った。

今や中国は600発もの核弾頭を保有しており、30年には1000発を超えると米国防総省は予測する。このため米トランプ政権は、従来のロシアだけでなく中国も加えた核軍縮の枠組みを構築したいと考えているとされる。

とはいえ、中国が自らの核開発に制約をかける取り決めに容易に参加するとは考えにくい。米政府高官が6年前の核実験を急に暴露したのは、そんな中国に圧力をかける狙いがあるのかもしれない。

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