中国の王毅外相は14日、ミュンヘン安全保障会議で演説し、米国に中国から距離を置くよう求める「反射的な」呼びかけに警鐘を鳴らした。米側から最近いくつかの前向きな兆候が見られるとしつつ、一部の米の声が両国関係を損なっていると主張した。
王氏は13日、ルビオ米国務長官と会談。トランプ大統領は4月に中国を訪問する予定だ。
欧米は、サプライチェーンの重要な部分について中国への依存度が高まっていることを警戒し、依存度を低減すべきとの声が広く上がっている。
王氏は、米国の一部の人々が「あらゆる手段を講じて中国を攻撃し中傷している」と述べた上で、両国関係には二つの見通しがあると解説。一つ目の見通しとして、米が中国を合理的かつ客観的に理解し、前向きで現実的な対中政策を取ることを挙げた。
「もう一つの見通しは、中国からのデカップリング(切り離し)を求め、サプライチェーンを断ち切り、純粋に感情的で反射的な方法であらゆる面で中国に反対することだ」と述べた。一部の人々が「台湾を中国から分離させようとし、中国のレッドラインを踏みにじっている」と警告し「米中を紛争に追い込む可能性が非常に高い」と述べた。
[ロイター]

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