表彰台に上ったマリニンと2位の鍵山優真(左)と3位の佐藤駿(昨年12月6日、名古屋のIGアリーナで)
表彰台に上ったマリニンと2位の鍵山優真(左)と3位の佐藤駿(昨年12月6日、名古屋のIGアリーナで) ISSEI KATOーREUTERS

自分で壁を打ち立て、それを自分で越えていく。これはマリニンのいつものパターンだ。

インタビューの日、マリニンには自らのスケートと五輪に対する自信と興奮が見て取れた。「自分がフィギュアスケートという競技を形づくり、それを変えている自覚はある。同時に、若い世代のために道を切り開き始めたという感覚もある」と、ウオームアップルームで語った。

やすやすとクワッドアクセルを成功させているように見えるマリニンのスケーティングは、いまアメリカで盛り上がりを見せているフィギュアスケート・ブームの一部でもある。今回の五輪で金メダルが期待される米代表チームのメンバーは、男子シングルのマリニンだけではない。

女子シングルのアリサ・リウとアンバー・グレンも金メダルが有力視されている。

1988年のカルガリー大会でアメリカに金メダル(男子シングル)をもたらしたレジェンド、ブライアン・ボイタノに言わせれば、「今年のアメリカ代表チームは史上最強と言えるだろう」。

五輪後の目標は「5回転」