アメフトのファン層は高齢化が進んでおり、その年齢の中央値は23年段階で50歳に達している。だからこそ年に1度のスーパーボウルのハーフタイムショーで、少しでも多くの若いファンを獲得したい。
NFLとしては、バッド・バニーが出れば今年のスーパーボウルは世界中で過去最高の1億5000万人に視聴してもらえると踏んでいた。現在、アメフト好きのラテン系アメリカ人は3900万人程度とされるが、その平均年齢は全体の中央値よりも10歳ほど若い。
レフセッツによれば、経営側の思惑と世間の反応の乖離は今に始まったことではなく、NFLも国民的な合意を得ることは期待していない。「誰もが満足するような出演者選びは不可能だ」とレフセッツは言う。
「次のハーフタイムショーの出演者を決めるまでの間にも、何が起きるかも分からない」
政治的な混乱を恐れて無難なアーティストを選ぶ手もあるが、そうすれば若いファンに見放される。それがスーパーボウルという特別な舞台で行われるショーの宿命だ。
今年のスーパーボウルの会場となったリーバイス・スタジアムは、現役時代のキャパニックが所属していたサンフランシスコ・フォーティーナイナーズの本拠地。そこに響き渡るスペイン語の歌唱を、NFLと英語を愛する人たちはどう聞いたのだろう。
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