事実、多くの中国ウオッチャーは、習が締め付けを強化しているのは、政治的自由を許したことが体制崩壊につながったソ連の二の舞いになるのを恐れているからだという。その恐怖から習は、自由を規制する方向に舵を切ったと、カリフォルニア大学サンディエゴ校のスーザン・シャーク教授は指摘する。
その一方で、中国はソ連と同じ道をたどっていると指摘する声もある。オスノスは23年の記事に、「習の権力掌握から10年がたとうとするなか、中国は躍動から停滞に陥っており、この共産主義の超大国がソ連を破滅させた矛盾から逃れられるのかという疑問が生じている」と書いた。
This article is adapted from Autocracy 2.0: How China’s Rise Reinvented Tyranny (Cornell University Press, 244 pp., $29.95, November 2025(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
※この記事は前編です。後編「『賢明な権威主義』は自由主義に勝る? 自由がない中国で成長は実現できるのか」は2月13日にアップロードされます。
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