<はじめは虫刺されのように見えた斑点が、肌色からピンク、赤、紫へと変化して──>

米ミズーリ州の母親シェルビー・ラップは数年前、幼い息子の顔にある斑点について皮膚科医から「心配はいらない」と説明を受けていた。

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彼女が最初にその異変に気づいたのは、息子オリバーが2歳のときだった。斑点は目尻の近く、こめかみ寄りの位置に現れていた。

「正直、虫刺されにしか見えなかった」と、34歳のシェルビーは本誌に語っている。「そのときは夏で、外で過ごすことも多かったから、そう思い込んでいた」

最初の受診の際、皮膚科医はその病変をスピッツ母斑と診断した。スピッツ母斑は、子供によく見られ、通常は良性のほくろとされている。シェルビーは「変化があれば再受診するように」と告げられ、経過観察を続けていた。

しかし、時間が経つにつれ斑点は大きくなり、肌色からピンク、赤、さらには紫がかった色へと変化していった。二度目の受診でも問題ないとされたものの、母親としての不安は募る一方だった。

「三度目の予約を入れて、生検を求めた」とシェルビーは振り返る。「妊娠後期でホルモンの影響もあったと思う。でも......もう『大丈夫』という言葉を受け入れるつもりはなかった」

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