一連の発見により、日本各地におけるダニヒメテントウ族の分布状況がより明確になったことで、分類学的研究が、見過ごされてきた生物多様性を掘り起こす力を持つことが浮き彫りになった。

研究者にとって今回の成果は、重要な科学的更新が、必ずしも人里離れた場所からもたらされるわけではないことを示すものでもある。

「通常、昆虫採集者はマツの木にあまり注意を払わない。そのため、この種は長い間、研究者の目に留まらなかったのだろう」と、今回新種を採集した九州大学大学院生物資源環境科学府博士課程の関崚大は声明で述べている。

Reference

Seki, R., & Maruyama, M. (2025). Review of the genera Stethorus and Parastethorus from Japan (Coleoptera: Coccinellidae). Acta Entomologica Musei Nationalis Pragae, 65(2), 269-291. https://doi.org/10.37520/aemnp.2025.021

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