<研究を率いた丸山宗利准教授は、都市部でも「未知の種」に出会える可能性を指摘している──>

ある科学者が新種のテントウムシを発見した。しかもその生息地は、研究者の「玄関先」とも言える場所──日本の九州大学のキャンパス内だ。

【動画】九州大学の研究チームが「大学内で」発見...体長約1mmの新種テントウムシ

発見されたのは、体長数ミリほどの黒色のテントウムシ、パラステトルス・ピニコラ(Parastethorus pinicola)。九州大学の箱崎サテライトキャンパスにあるマツの木で確認された。

研究を率いる九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授は、この発見について「身近な環境を丁寧に調べることで、まだ多くのことが明らかになる」ことを示していると指摘する。

「こうした『目立たない』昆虫が、生態系を支えている。人々は、これほど小さな昆虫にはほとんど気が付かない。しかし今回の研究が示したように、都市部や大学のキャンパスであっても、私たちのすぐ隣に未知の種が生きている」と丸山は声明で述べている。

この発見は、ダニヒメテントウ族(Stethorini)と呼ばれる微小なテントウムシの分類を見直す、3年がかりの研究プロジェクトの一環として行われた。ダニヒメテントウ族は、主にハダニを捕食することで知られている。

今回の分類学的再検討は、日本における昆虫の理解を50年以上ぶりに大きく更新するものとなった。

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