米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは2日、マスク氏の人工知能(AI)企業xAIを買収したと発表した。ロケット事業や衛星通信サービス「スターリンク」、X、生成AIグロックなどを統合し、マスク氏のAIと宇宙分野におけるビジョンを一体化させる。
この合併は、宇宙・防衛関連企業と、チップ、データセンター、エネルギーがコストの大半を占める急成長中のAI開発企業を融合する、シリコンバレーで最も収益性の高い企業統合の一つとなるだろう。
計算資源、データ、エンジニア人材を共有することで、AI開発を加速させると同時に、宇宙空間にデータセンターを置くといった長期的な構想の実現にもつなげようとするマスク氏の取り組みを反映している。ロイターは先月29日、スペースXとxAIが、年内に予定されるスペースXの新規株式公開(IPO)に先立ち、合併に向けた協議を進めていると報じた。
ブルームバーグ・ニュースが2日に報じたところによると、IPO価格は1株当たり527ドル程度になる見通しで、評価額は1兆2500億ドルに達する見込みだという。
[ロイター]

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます