米ホフストラ大学のジュリアン・クー教授(法学)は「高市は何度も『中国の逆鱗』に触れている。中国の怒りを買うことが、選挙での追い風になると考えているのだろうか」と、X(旧ツイッター)に投稿した。

また、スロバキアなどに拠点を持つ独立系シンクタンク、中欧アジア研究所(CEIAS)は「日本の観光産業は長い時間の中で多様化している。中国発の観光規制や国家主導の航空便キャンセル、ボイコットなどの影響もある程度緩和されるだろう」と観光業への影響を分析している。

「それでもなお、中国人観光客の消費はGDPの約0.33%を占めている......しかし、中国以外からの訪日客は一人当たりの支出が高いので、観光業は引き続き回復に向かうだろう」

今後の日本の政治日程は

衆議院の解散総選挙は2月8日に実施される。物価上昇、インフレ、高市の大規模財政政策、汚職スキャンダルなどに対する日本国民の不安が高まっており、自民党にとって政治情勢は不透明だ。

高市は1月26日の発言で、衆議院で過半数を獲得できなかった場合には「辞任する」と啖呵を切った。

自民党の連立パートナーである公明党は、「埋めがたい違い」を理由に、2025年10月に連立を離脱している。その後、日本維新の会が新たな連立相手として政権に加わったが、現時点で与党の議席数はかろうじて過半数を維持している状態にある。

日本経済新聞とテレビ東京が先週実施した世論調査によると、高市政権の支持率は12月の75%から67%へと低下している。

中国の日本に対する傍若無人なふるまいは、次回選挙にどのような影響を及ぼすのだろうか。

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