<死亡したマハラシュトラ州の大物政治家は大きな影響力を持っていた>
インドの英字日刊紙『タイムス・オブ・インディア』など複数の報道によると、現地時間1月28日午前、インドのマハラシュトラ州バラマティの空港に緊急着陸しようとしていた小型機が緊急着陸を試みて失敗、墜落して炎上した。この事故により、乗員乗客全員が死亡した。
監視カメラは、この飛行機が墜落する場面を映し出している。
この飛行機にはマハラシュトラ州副首相で国民会議党党首のアジット・パワールが搭乗していたが、乗り合わせた2名のパイロットおよび2名の警備員と共に死亡した。飛行機墜落現場を映した映像では、飛行機の残骸が煙を吹き出しながら燃えている様子が映し出されている。
事故の目撃者は「最初は炎上し、その後4~5回爆発が続いた」と語った。しかし、炎があまりにも激しく、脱出できた者はいなかったという。
インド最大の金融都市の政界に激震?
BBCは、この事故でアジット・パワールが死亡したことで、マハラシュトラ州の政治に激震をもたらすと推測している。
金融都市ムンバイを抱えるマハラシュトラ州の政治は不安定な状況にあり、既存政党が派閥を形成、分裂状態にある。
アジット・パワールは2023年、叔父のシャラド・パワールが率いる国民会議党(NCP)から複数の州議会議員と共に離脱し、インド選挙管理委員会によって正式に承認されるNCP(アジット・パワール派)を結成。その後、モディ首相率いるインド人民党(BJP)とシブセナ(シンデ州首相派)と共に州連立政権に参加した。
288議席あるマハラシュトラ州の内、NCP(アジット・パワール派)は41議席を保有していた。BBCは、パワールの死が政権崩壊につながることはないが、彼の派閥は指導者を失うことになったと指摘。派閥の議員が別の指導者の下に結集するのか、それとも離党するのかは未だ不透明だという。
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