米国がベネズエラを攻撃した数日後、中国系サイバースパイ集団「マスタング・パンダ」が米政府や米政策当局者を狙い、ベネズエラを素材とするフィッシングメールを送っていたことが分かった。米サイバーセキュリティー企業、アクロニスの研究者らが15日発表した。
マスタング・パンダはこれまでも、特定国のニュースの見出しや重要なテーマを利用したメールでデータを盗み、米政府機関への足掛かりを築こうとしてきた。
グループは今回、米国によるベネズエラのマドゥロ大統領夫妻拘束に言及するフィッシングメールを使った。アクロニスは、マルウエア解析サービスに1月5日にアップロードされた「米国はベネズエラへの次の一手を決定中」というZIPファイルを発見。ファイルには、過去にマスタング・パンダによるサイバースパイ活動で使用されたコードやインフラと重複するマルウエアが含まれていたという。
分析によると、マルウエアは1月3日、マドゥロ氏拘束作戦が始まった直後にコンパイルされた。アクロニスの研究者は、ハッカーが地政学的状況の急展開に便乗するために素早く動いたようだと指摘している。
[ロイター]

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