2008年の米サブプライム住宅ローン危機を予見して利益を得た物語が「ビッグ・ショート」として映画化された投資家マイケル・バリー氏は先月下旬に開始した有料ニュースレター型ブログで、実業家イーロン・マスク氏率いる米電気自動車(EV)大手テスラが「途方もなく過大評価」されていると指摘した。
バリー氏は、テスラが自社株買いを実施せず、年間約3.6%の株式希薄化を招いているという見方を示し、マスク氏の記録的な報酬パッケージによって希薄化は続くと予想。11月30日のブログ投稿で、「テスラの時価総額は現在、途方もなく過大評価されており、これまでかなり長い間そうだった」と述べた。
前週末28日引け時点でテスラの予想株価収益率(PER)は209倍前後と、5年平均の94倍を大きく上回っている。一方、LSEGがまとめたデータによると、S&P総合500種の予想PERは約22倍。
テスラはロイターのコメント要請にすぐに応じなかった。
バリー氏は最近、人工知能(AI)ブームに疑問を呈し、クラウド事業者が巨額のハードウエア投資による利益を膨らませるために強引な会計処理を行っていると批判していた。
[ロイター]

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