<肌、環境、そして地域社会にも優しい製品を──ビヨンドプロパティーズが目指す「循環」のあり方とは?>

日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。


私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

異常気象や環境汚染の影響が、さまざまな形で人々の健康と生活環境にあらわれるなか、化粧品に対するニーズも大きく変化してきた。

安全性や効果に加え、製品がどのように作られ、どのような素材が使われているのかという「背景」に目を向ける消費者が増えているのだ。

とりわけ化粧品業界においては、原料の調達ルートや生産者との関係性が不透明であることも少なくない。それは、消費者の不安を生むと同時に、生産者への適正な対価、地域経済への還元が行き届かないという問題にもつながっている。

こうした状況を受け、日本国内でも「エシカル」や「サステナブル」といった価値観を体現する製品づくりが求められるなか、単なる製品開発にとどまらず、「誰と、どのように作るのか」を重視する株式会社ビヨンドプロパティーズの取り組みが注目されている。

関わる人すべてが豊かになる循環

「ライフスタイルに「relax」&「luxury」を。」をビジョンに掲げ、2019年から不動産・ゴルフ事業を手掛けてきた同社では、肌にやさしく、環境にも配慮した製品づくりを目指し、化粧品ブランド「TRUTH(トュルース)」を展開している。

TRUTHの製品は、農薬や化学肥料を使わずに育てられた国産の自然素材を高純度で配合。繊細な肌にも安心して使えるよう設計されているのが特徴だ。

TRUTH創業者の飯田侑里氏は、幼少期からアレルギーや敏感肌に悩んだ経験があり、「本当に肌にやさしいもの」を追求したいと考えるようになった。そのなかで、農薬や化学肥料を使わない農家に出会い、感銘を受けたことが、ブランドの指針となっていったという。

TRUTHが他ブランドと一線を画すのは、原料の生産・流通過程における「循環」に配慮し、それを消費者に伝えようとする姿勢にある。

同社セールス事業本部の酒井学氏は、「良い商品をつくるだけでなく、関わる人すべてが豊かになる循環を生み出したい」と語る。

スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
PR
生産者の「顔が見える」製品