トランプ米大統領は20日、米軍関係者らに対して政権によるいかなる違法な命令も拒否すべきと呼びかけた民主党議員らを「反逆者」と非難した。

米軍や情報機関出身の民主党議員6人は18日、軍兵士や情報機関職員らに宛てた動画を公開し、合衆国憲法を順守し違法な命令を拒否するよう呼びかけた。これら6議員は、元米中央情報局(CIA)アナリストでイラク戦争退役軍人のエリッサ・スロットキン上院議員、元宇宙飛行士で海軍退役軍人のマーク・ケリー上院議員ほか、ジェイソン・クロウ下院議員、マギー・グッドランダー下院議員、クリス・デルジオ下院議員、クリッシー・フーラハン下院議員。

議員らは、トランプ政権が軍や情報機関を国民と対立させ、憲法を脅かしていると主張。「皆さんが今、多大なストレスとプレッシャーを感じていることは承知している」とした上で、「われわれの法律は明確だ。違法な命令は拒否できる」などと訴えた。

これに対し、トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「わが国にとって危険な行為で、彼らの発言は容認できない。反逆者による扇動行為だ!!!投獄すべきか???」と書き込み、別の投稿で「死刑に処される反逆的行為!」と主張した。

ホワイトハウスのレビット報道官はその後の記者会見で、トランプ氏が議員の処刑を望んでいるのかとの質問に「ノー」と答えたが、民主党議員らが軍人に指揮系統に沿わないよう訴えたことを非難した。

議員らは特定の事案などには言及せず、違法とされる可能性がある命令も示さなかったが、一部の民主党議員はトランプ氏による麻薬密売容疑者への軍事攻撃を厳しく批判し、その合法性や透明性の欠如を問題視している。また、トランプ氏がベネズエラを軍事攻撃するのではないかとの懸念も高まっている。



[ロイター]
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