<長年ブラウザ市場を独走してきたGoogle Chromeの支配力に、変化の兆しが見え始めている。MicrosoftやAppleによる露骨なネガティブキャンペーン、サードパーティCookie撤回に揺れるプライバシー問題、そして新たに台頭するAIブラウザ──複数の要因が、Chromeの盤石とされた地位を静かに揺らしている>
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Chromeインストールを阻止...MicrosoftとAppleが仕掛けた「エグい」ネガキャン
AI搭載ブラウザは覇権を握るか? ChatGPT Atlasの「弱点」とは
長年ウェブを「支配」してきたGoogle Chromeだが、企業によるネガティブキャンペーン、プライバシー問題、そして新たに登場したAIブラウザの台頭によって、これまでほぼ揺るぎなかったその独占的地位が揺らぎつつある。
2008年にベータ版が初めて公開されて以来、Chromeはブラウザ市場の支配的存在に成長し、利用統計でも他のブラウザを大きく引き離している。StatCounter.comによると、2024年9月時点でChromeは72%の市場シェアを保持しており、次点のSafariはわずか14%に過ぎない。
しかし競合他社はChromeの牙城を崩す、あるいは少なくともその優位を揺さぶろうとしており、最近のプライバシーや安全性への懸念を利用して、ユーザーに自社ブラウザへの乗り換えを促している。
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