脱出できず、車内に水が入ってきてもパニックは禁物。直感に反するが、車の中と外の水圧が均等になればドアを開けやすくなるので、車内外の水位がほぼ同じになるまで焦らずに待つ。エンジンが前方に搭載された車は後方のほうが浮かびやすいため、空気が残る後部座席に移動して冷静にタイミングを計ろう。

■自宅の水位が上がってきたら

建物内にいて水位が急激に上昇してきたら、大急ぎで上層階に移動し、ライフジャケットやプールで使う浮具を用意する。ない場合は、密閉した500ml~1リットルの空のペットボトルを数個まとめて両脇や胸に固定することで浮力の助けとなり、流されたときに呼吸を確保しやすい。また、目立ちやすい明るい色(赤、オレンジ、黄色など)の服や、反射材付きの衣類を身に付けておくと、水の中や暗闇で発見してもらえる確率が多少は高まるかも。

■濡れた服は放置しない

水に長時間浸かったせいで体温が急速に低下する「低体温症」による死者が、スペインでも複数報告されている。濡れた服を着替えられない場合は、服の上からでも防災用アルミブランケットをかぶるか、胸部や腹部にアルミホイルを巻く(反射した熱で体を温める)、新聞紙を服の内側に挟む(空気の層による断熱効果で体温の低下を防ぐ)といった応急措置をしよう。その上に防水シートを重ねてかぶると、体温保持効果を高められる。

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