[ニューヨーク 1日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、イラン情勢が注目される中、ドルが上昇した。
イランのタスニム通信は1日、イスラエルによるレバノンの親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃を巡り、イランの交渉チームが仲介者を介した米国との協議を停止していると報じた。これを受け、ドルは上昇。その後、トランプ米大統領が仲介者を介しレバノンの親イラン武装組織ヒズボラと協議し、イスラエルに対する攻撃を停止するとの確約を取り付けたと明らかにしたことを受け、上げ幅を縮小した。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数<=USD>は0.184%高の99.195。
ユーロ/ドル<EUR=>は0.26%安の1.1632ドル。
市場参加者は、今週発表される米雇用統計が短期的な金融政策の方向を左右する可能性があるとして注視している。イラン情勢を背景としたエネルギー価格上昇によるインフレへの影響を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)の次の動きは利上げになるという見方が強まっている。
ハンデルスバンケンの為替ストラテジスト、トミー・フォン・ブロムセン氏は、ホルムズ海峡が再び航行可能になり、原油価格が下落すれば、ドルは短期的には弱含み、スウェーデン・クローナなどリスクに敏感な通貨が上昇するという見通しを示した。
円<JPY=>は対ドルで0.28%安の159.710円と、節目の160円に迫っている。月内の金融政策会合での利上げの可能性に関する手掛かりを得ようと、日銀の植田和男総裁が3日に行う講演に注目が集まる。 前出のフォン・ブロムセン氏は「160円付近が当局の防衛ラインのようだ。この水準に再び近づけば介入が行われるだろう」と述べた。
豪ドル/米ドル<AUD=>は0.29%安の0.7161米ドル、ニュージーランドドル/米ドル<NZD=>は0.9%安の0.59365米ドル。
ドル/円 NY終値 159.65/159.67
始値 159.45
高値 159.76
安値 159.44
ユーロ/ドル NY終値 1.1630/1.1633
始値 1.1647
高値 1.1650
安値 1.1608