「米国家安全保障会議(NSC)はシークレットサービスが最新の情報を追跡し続けていることを確実にするため、上級レベルで直接連絡を取った。シークレットサービスはこの情報を共有し、トランプ陣営は脅威が高まっていることを認識した」

「脅威の増大に対応して、シークレットサービスはトランプ前大統領の保護のためにリソースと警護の人員を追加した。これらすべては13日に先駆けてのことだった」と、安全保障担当者は匿名でCNNに語った。

イラン政府高官は、トランプが大統領在任中にソレイマニ将軍の殺害を命じたことから、トランプを敵視している。

今年3月、マイアミのFBIは、マイク・ポンペオ前国務長官など以前トランプ政権に関与していた暗殺目標に関連して指名手配されているイラン人暗殺者について警告した。

ニューヨーク・タイムズ紙が入手した声明の中で、国家安全保障会議のアドリアン・ワトソン報道官は、「何度も言っているように、われわれはトランプ前政権高官に対するイランの脅威を前政権に遡って何年も追跡してきた」と述べている。

「これらの脅威は、カシム・ソレイマニ殺害に対するイランの復讐心から生じている。われわれはこれを国家と国土安全保障の最優先事項と考えている」とワトソンは付け加えた。

イランは暗殺計画を全面否定

CNNのファリード・ザカリア記者は16日、イランのアリ・バゲリ・カニ外相代理に、暗殺計画に関する報道について質問した。

「ソレイマニ将軍暗殺の実行犯と軍事顧問を裁判にかけるために、国内レベルでも国際レベルでも、法的・司法的手続きと枠組みを利用すると、私ははっきり言った」とカニはCNNに語った。暗殺など計画するわけがないというわけだ。

いずれにしろ、銃弾は別のところから飛んできた。

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