「Good Luck, Babe!」の楽曲で知られるローンはLGBTQ+のフォロワーが多い。LGBTQ+の権利を積極的に訴えて、ツアーではドラァグクイーンと並んでパフォーマンスしている。

ローンのコメント動画は、9日夜遅くにX(旧Twitter)で拡散された。この動画は有名ポップカルチャーアカウント@PopBaseに掲載され、10日朝までに25万回再生された。

ただし、Xユーザーの反応は賛否両論だった。ホワイトハウス公演を断ったローンを支持する声がある一方、LGBTQ+にとってはトランプが大統領になる方が悪い状況になると危惧する声もあった。

本誌はローンの広報担当者とホワイトハウスに電子メールでコメントを求めている。

進歩派の評論家で元オハイオ州上院議員のニナ・ターナーは「でかした」とコメント。

活動家のラニア・バトリスは「これこそ連帯。これこそアライシップ。パフォーマンス的なくだらないリップサービスをしている皆さんは注目を! #PermanentCeasefireNOW」と書き込んだ。

ウェブスター大学のコミュニケーション学の教授ドリアン・ハンター・デイビスは「11月の(大統領選)では2つの選択肢がある。プライド月間を認識している男と、認識していない男。それ以外の選択肢を求めても与えられない」と投稿した。

バイデン支持派の人気アカウント@What46HasDoneは「理解不能な言葉の羅列。現政権は米国史上群を抜いてLGBT寄りの大統領だ。もし特定分野で進展がないと彼女が怒っているのなら、共和党に文句を言うべき」と投稿している。

バイデンは任期中にLGBTQ+の権利を支持すると約束。医療における差別防止対策を強化し、LGBTQ+コミュニティを教育現場での性差別を禁じた「タイトル・ナイン」の保護対象とした。

米国のLGBTQ+支援団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンによると、バイデンは児童福祉制度の中でLGBTQ+の子供を守るプロジェクトにも取り組んでいるほか、LGBTQ+の若者の心のケアにも力を入れている。

一方のトランプは、LGBTQ+の権利に関して他の共和党の政治家よりも穏健な人物として自らを印象付けようとしており、同性婚について「問題ない」と発言したり、過去にはLGBTQ+のプライドグッズを販売したりしている。

ただトランプは、11月に再選した暁にはトランスジェンダーの若者の性別適合手術を制限する大統領令に署名すると公言している。

大統領時代のトランプは、トランスジェンダーの米軍入隊を禁止して幅広い方面の反発を招いたほか、公立学校に対してトランスジェンダーの生徒の性自認に応じたトイレ使用を求める指導を撤回させていた。

(翻訳:鈴木聖子)

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