「ノージャパン」から「イエス・ジャパン」ブームへ

「イエス・ジャパン」ブームは日本語だけではない。米メジャーリーグ(MLB)のワールドツアー・ソウル・シリーズが開幕した3月20日、大谷翔平選手のグッズがいち早く売り切れた。韓国ユニクロも好調で、5年ぶりに大企業の指標とされる年間売上1兆ウォンを突破するとみられている。日本ビールが輸入国別1位に返り咲き、デパートやスーパー、コンビニ各社は日本食品の充実をはかっている。

  

日本車も好調だ。輸入車の販売が前年と比べて4.4%減少した昨年、トヨタ車は38.7%増、レクサスも78.6%増となり、なかでもレクサスは販売数が4年ぶりに1万台を突破した。中古車市場でもレクサスES300hが44.9%、カムリは28.2%増え、ノージャパン直前の97.4%まで回復している。ホンダは全体では横ばいだが、アコードハイブリッドが前年比29.1%増加した。

いま韓国の通販サイトは日本からの個人輸入代行が溢れ返る。「ノージャパン」の反動に中国から日本への宗旨替えも加わっている可能性が否定できない。

4月10日の国会議員選挙で尹錫悦大統領の親日政策を批判した共に民主党が単独過半数を獲得したが、「イエス・ジャパン」の流れが当面、変わることはないだろう。

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