中国で今月序盤に小型株急落が始まった後、これらの銘柄への投資比率が非常に高いために運用成績が悪化しているクオンツファンドが、投資家の不安を解消しようと躍起になっている。

多くのクオンツファンドはわずか1週間で資産価値が15%余り目減りした。

今週には大手クオンツファンドの幻方量化(ハイフライヤー・クオント・インベストメント)と倍漾量化(バイオント・クオント)が投資家に向けて、最近の成績不振の理由や、今後の対応策などを説明する書簡を送付した。ロイターが書簡の内容を確認して分かった。

 

幻方量化は、投資戦略に「極端な市場環境」を織り込まなかったという同社の失策のほか、中国国有ファンドの株価下支え資金が大型株や中型株に集中し、小型株の売りを加速させてクオンツファンドの投資規模が大きい小型株の流動性危機を招いている事情が、運用成績の落ち込みにつながったと分析。ただ既にリスク管理を厳格化したと強調した。

倍漾量化は、足元で記録的な資金流出に苦しんでいるとしながらも「われわれの戦略はなお有効で、市場の『津波』が収まればクオンツ戦略は輝きを取り戻す」と投資家に訴えている。

クオンツファンドを巡っては、中国の証券取引所が20日、大手の寧波霊均投資に対して取引秩序に関する規則違反を理由に3日間の売買制限措置を発動するなど、当局も監視強化に動きつつある。



[ロイター]
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