「MOTTAINAI」の気持ちを忘れないために

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全売店頭での子供向けSDGsセミナーのようす(左上)、災害ボランティアセンターへのコーヒー寄付のようす(右上)、鎌倉総合工場に設置された太陽光発電パネル見学のようす(左下)、フードバンク活動団体のイベントでコーヒーブレンド体験開催の様子(右下)

三本珈琲が、全員参加型食品ロス削減推進モデルを始めたきっかけは「もったいない」という日本文化の根底にある考えから来ている。

日本人として「もったいない」という精神を大切にしたいという思いから、創業より強い想いを持っていた社会貢献企業活動と企業活動の両輪を回す工夫として、社会貢献型商品の開発を進めてきた。

オリジナルブレンドは食品ロス削減という目標達成のために創出された商品だが、事業としては社会貢献と利益の両立があってこそ、活動が持続可能となり循環が生まれる。同社はその思想の元、全員参加型食品ロス削減推進モデルをいかに進化・発展させながら継続していくかを考えながら取り組みを進めているという。

「製造工程では、これまで行っていた手順を変えたり、保管スペースを作ったりという新しい運用を取り入れる必要がありました。社内には『そんなスペースは無い』『大変だ』などの声も多かったのですが、いったん運用が始まればスタンダードとなります。それが外部から評価されるうちに、従業員にも食品ロス削減の意識が根付いてきました」と正木氏は語る。

三本珈琲としては、このモデルのバトンは未来を担う子どもたちに渡されると考えている。三本珈琲は今を生きる世代の責務として、次世代にこのバトンがつながるように各種イベントを通じて、サステナブルな活動の意義を伝え続けていくという。


2004年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア出身の故ワンガリ・マータイ氏は、日本語の「MOTTAINAI」を、環境を守る世界共通語として提唱していた。冒頭でも述べたように、食品ロス削減は喫緊の課題と言える。三本珈琲の取り組みは、「MOTTAINAI」の気持ちを日本人に改めて思いださせるものだろう。

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